2010年フランスの旅 -6-

翌月曜日、いよいよモン・サン・ミッシェルだ! ところが朝の天気はなんだか冴えない。薄暗い曇り空、でも天気予報は晴れだと言っている・・・。もう知らん!

前日アイスランドからの火山灰の影響で閉鎖されていたイギリスの空港に再開のめどが立つと同時に、オランダで2カ所閉鎖のニュース。でも気流の影響でどうやらパリまでは降りてこないようなので、翌日のジュネーブ行きには問題なさそうだ。飛ばなかったらまた列車の手配がちょっと面倒だと思っていたので一安心。

モンパルナスから7:30のTGVでいざDol de Bretagneへ。一等の車内はビジネス・スーツ姿の乗客が多い。Le Mansの駅で停車が長いな、と思っていたら車内アナウンス(フランス語オンリー)があって乗客がどよめいた。目の前に座ったおじさんも「なんてこった」みたいな表情をしているので尋ねてみると、ぞこぞで事故があって復旧に2時間かかる予定だという。え~~っ?! そんなのってあり?

10:30くらいにドル・ドゥ・ブルターニュに着いてそこからすぐにバスに乗る予定だったのだが、はたしてどうしたものか。座席の窓の外に車掌さん達が集まっているのが見えたので聞きに行ってみた。そうすると、11:30にRennesからモン・サン・ミッシェル行きのバスが出るので、それに乗ると良い、とのアドバイス。せっかくドル経由は良い思いつきだと思っていたのに・・・。

結局2時間はかからず1時間くらいで発車。さっきアドバイスをくれた車掌さんが通りかかったので「やっぱりレンヌ?」と確認してみたら自信満々でそうだ、と答える。ところが! レンヌが近づいてくると再び車内アナウンス。モン・サン・ミッシェルとかドル・ド・ブルターニュとか言っている。目の前のおじさんは英語があまり出来なくて、見かねた通路向かいの女性が教えてくれた。「この列車に接続するためのバスなのでドルで待っているらしいわよ。」 おお! そういうことですか! 

JRの車掌さんだったらきっとみんなが正しい情報を持っていて、もし分からない時は確認してから教えてくれるんだろうが、SNCFではそういう日本の常識が通じない。まあ、仕方がない、ここは異国だ。結果良ければ全て良しとしよう。なんと言ってもこの頃までに、朝出てきた時心配だった雲がほとんど消えていたのだ。 (次はいよいよモン・サン・ミッシェル)

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