2010年フランスの旅 -5-

日曜日もやはりすばらしい天気に。モンサンミッシェルは今日にすればよかったかしら・・・、と一瞬後悔したが今更仕方がない。気を取り直して市内観光に出ることにした。あっちこっちで乗ったり降りたりすることになりそうだと思い、地下鉄一日乗り放題のモビリスという切符を買って、一昨日あきらめたシテ島へ。ここにはノートルダム寺院とサント・シャペルがある。ノートルダム寺院ではちょうどミサの最中。邪魔をしないようひっそりと見て回ったりフラッシュをたかずに写真を撮ったり。意外なことにお説教はフランス語と英語のバイリンガルだった。

サント・シャペルの前は相変わらず長蛇の列でしかも進みが遅い。でも昨日のベルサイユの列を思えば、もう怖いことはない。意を決して並ぶ。並んで待っている間にガイドブックを開いてこれから見るもののおさらいをしたり、その後の行動を計画したり出来るので、ホテルを出るときまでに周到な計画を立てる必要がない。効率的に時間を使おうと思えば、けっこう無駄なく過ごせるものだ。

進みの遅い長い列の理由は厳しいセキュリティ・チェックだった。でもそのおかげでシャペルの中はそれほど混んでいない。並べられた椅子に座って有名なステンドグラスをゆっくりと鑑賞することが出来る。


(両側に並べられた椅子。向かいのステンドグラスをのんびり眺める。)


(メインのステンドグラス。クリックで拡大します。)


(外から見るとこうなっている。)

マリー・アントワネットが断頭台までの2ヶ月半を過ごしたとされるコンシェルジュリを見て、再びメトロに。


(復元された王妃の独房。本人と監視役つき。)

今度はチュイルリー公園からコンコルド広場を抜けマドレーヌ寺院へ。まるでギリシアの神殿のような教会だが、1764年の着工時にはその用途が決まっていなかったって・・・どうなの? ちなみにマドレーヌとは、最近の研究で実は改心した娼婦ではなくキリストの妻だったと言われているマグダラのマリアのことです。


(天使に囲まれ天に昇るマグダラのマリア像。)

その後メトロでベルシーへ。でもって、スターバックスの前に列をなすパリっ子って、どうなの?

倉庫街を改装したベルシー・ヴィラージュという小さなショッピングストリートには、手作り好きにはたまらない手芸・工作用品が満載のロワジール・エ・クレアシオンというお店がある。作っている時間なんてないことは分かっているのだけれど、あれもこれも欲しくなって・・・・・・とても危険な店だ・・・。(もう少し続く)

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